ユニバーサル UNIVERSAL とは
男女、年齢、国籍、住んでいる場所、宗教などなど、ありとあらゆる違いを越えて、 障害の有る無しはもちろん、どんな立場の人も等しく使いやすい状態のことを言います。
ユニバーサル教育とは
ユニバーサル=普遍的な、全体の、という言葉が示しているように、「すべての人のための教育」を意味し、 幼児から高齢者まで、全ての人にとって効果的で使いやすい教育のことを言います。
ユニバーサル教育研究所が実現する教育は、様々なニーズに対応でき、男の子、女の子、 あるいは男の人、女の人、地方に住んでいる方、都会に住んでいる方、そして特別な配慮が必要な方にも、 すべての人にやさしい教育です。
「ユニバーサル教育」は、ADHD(注意欠陥多動性障害)やアスペルガー症候群、高機能自閉症などの ニーズのある子どものための「特別支援教育」で使われているアイディア、方法などに 限定して使う場合もありますが、当研究所ではこのように限定的な意味では使っていません。 さらに、当研究所ではこれらの支援教育を「特別」と称することに反対しています。
ユニバーサル・デザインの考え方に基づいて
ユニバーサル教育研究所では、1980年代にノースカロライナ州立大学(米)のロナルド・メイス氏によって明確にされた、 ユニバーサル・デザインの7原則に基づいた教育理論、方法を研究、実践しています。
ユニバーサル・デザインの7原則
The Center for Universal Design, NC State Universityによる原文
- どんな人でも公平に使えること(Equitable use)
- 使う上で自由度が高いこと(Flexibility in use)
- 使い方が簡単で、すぐに分かること(Simple and intuitive)
- 必要な情報がすぐに分かること(Perceptible information)
- うっかりミスが危険につながらないこと(Tolerance for error)
- 身体への負担(弱い力でも使えること)(Low physical effort)
- 接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること
(Size and space for approach and use)
ユニバーサル教育の実現
「すべての人にやさしい教育」
理想を語ることは難しいことではありません。
しかし、それを実現するためには多くの困難があります。
ユニバーサル教育の実現は、まだまだ発展途上です。
いえ、やっと入り口に立っただけと言った方が正しいのかもしれません。
私には夢があります!
おじいちゃんとおばあちゃんが、かわいい孫と楽しく遊べるお庭をつくることです。
いっしょにお花に水をあげ、てんとう虫をつついて笑っている。
その様子を優しい笑顔でお父さんとお母さんが見守っている、そんなお庭をつくりたいのです。
私には夢があります!
小学校や中学校に子どもたちの笑顔があふれ、みんなが学ぶことを楽しみ、
成長していくことを歓び、感謝する。行くことが楽しみな学校をつくることです。
もちろん、いじめや学級崩壊なんてありません。
先生も指導することが楽しく、一人一人の子どもに合わせて、個性を引き出す教育を実現できる、
そんな学校をつくりたいのです。
私には夢があります!
自己実現のために働くことができる職場をつくることです。
人間として、自分が本当にしたいことに挑戦し、成果を実感しながら、成長する。
それぞれの人がそれぞれに目的を持ち、その実現のためにお互いに協力し合える。
もちろん、経済的に豊かにならなければなりません。
自分の想いを形にできる、そんな職場をつくりたいのです。
私には夢があります!
すべての人が安らかで健康に過ごすための療養所をつくることです。
病気を治すのではなく、病気にならないための指導をしてくれる所。
心を安らかに育み、体を健康に保つ。
病気でつらい思いをしなくてもいいように、日々、心身をケアする所。
そんな療養所をつくりたいのです。
「夢ばっかり語ってるんじゃねーよ」という声が聞こえてきそうです。
でも、そうなったらいいなと思いませんか?
そうなればいいと思ったら、そのために誰かが動き始めなければなりません。
そして、実現するまでやり続けるだけです。
あなたもいっしょにやりませんか?
そうすれば、実現しますよ「ユニバーサル教育」!